辰巳事務所 第三課では、首都高のトンネル内にあるトンネル消火設備の維持・補修の施工管理業務を行っています。
トンネル内で車両火災が起きた際には迅速に消火活動を行う必要があり、消火器や泡消火栓設備・霧状の水を放水して延焼や拡大を防ぐ水噴霧設備などの消火設備が備えられています。
各設備は常に正しく使用できる状態でなければならず、点検や補修は非常に重要となるのです。
これらの設備点検は通行止めを実施して行う場合が多く、そのスケジュール調整や工程管理も私の業務のひとつです。
点検を行う際には、他設備の点検に関わる全ての関係各社に声をかけ、その取りまとめを行います。
各社の作業内容が多いため取りまとめるのは簡単ではなく、限られた時間内で点検を行うため、順番決めにはいつも苦戦しています。
また通行止めの終了時間は厳守ですので、各社の点検を時間内に終わらせることはかなりのプレッシャーです。
自分のシナリオ通りより早めに点検が終わると達成感はありますね。
学生時代に培った知識を日々の業務に活かすことができている点も、この仕事のおもしろいところです。
数年前、とあるトンネルで車両火災が起こった際に現場に赴き、消火活動に使われた消火設備の復旧にあたりました。
使用した薬剤の補充や、ポンプの復旧確認をしたのですが、大学でポンプのメカニズムを学んでいたおかげもあり、瞬時に対応することができました。
自分が身につけていた知識も役に立ち、大切と感じた次第です。
学生時代から人々の暮らしを支えるインフラに携わりたいという思いがありました。
首都高の機械設備を手がける当社ならば、機械工学の知識を活かせると考えたのが入社のきっかけです。
もともと車が好きで、高層ビルの間を縫うように走る首都高にカッコ良さを感じていたのも大きいですね。
業務の特性上、夜間や土日の勤務もありますが、夜間出勤した場合は翌日が休みになるなど、トータルで完全週休二日制になるように調整されています。
しっかり休めるので安心して働ける上、休みの日の予定が立てやすいのもうれしいところです。
職場は和気あいあいとしていてコミュニケーションが取りやすく、仕事がしやすいと実感しています。
また若手の意見が通りやすく、自分の考えをもとに仕事を進められる雰囲気があります。
実際に、前の部署では入社2年目で換気設備の大規模補修を任せられた経験があります。
メーカー等と協力し、段取りから全て手がけたので、無事完了したときは達成感もひとしおでした。
今の部署に入ってまだ1年ですが、学ぶことは多岐にわたるため毎日が勉強の連続です。
今後も多くのフィールドでさまざまな設備に携わり、首都高の安全を支えられたらいいなと思います。
※配属先等の情報は2022年7月現在です。
他のインタビューを見る